認知症体験をしてきました

query_builder 2019/07/14
家族信託
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ライフドアすわ様が主催する「認知症体験」に参加してきました

7月13日(土)に最近オープンした上諏訪駅前のアーク諏訪(通称 すわっチャオ!!)で開催された「認知症体験」に行って参りました。

ライフドアすわ様は、諏訪市医師会が「諏訪市地域医療・介護連携推進センター」を諏訪市から委託され、「ライフドアすわ」と命名されたようです。

諏訪赤十字病院や諏訪市社会福祉協議会と連携し、また諏訪市地域包括支援センターとも協働されています。

私は諏訪市内の介護施設のセンター長様からご案内を受け参加しました。

 

認知症体験をして

私の普段の仕事が認知症の方と大変密接な関係にありますので、認知症についての知識が必須になります。

病気になっている方の気持ちはまだ分かるのですが、当然認知症の経験がないので、やはりその方の状況や気持ちは分からないわけです。

今はVRという疑似体験できる装置がありますので、それを使った「認知症体験」をして参りました。

認知症といえば、記憶がなくなるイメージがあると思います。でもそれだけではないんですね。

 

状況は車椅子から降りるところ。

私たちの感覚では、単なる車椅子から降りる動作なので、介護職員に助けてもらえばそんなに大した状況ではないはずです。

それが認知症の方にはそこに見える景色すらガラッと変わってしまうようです

まさに高いビルから飛び降りる景色に変わっていました。まさかとお思いでしょうが、そう見える方がいるそうです。

いくら介護職員に「大丈夫ですよ」と言われても、本人からしたら、とても降りられる状況にはないのです。

 

認知症の方に寄り添う

今回の場合は、介護職員が今の状況を事前に説明したり、患者さんの前に立って誘導したりする工夫が必要のようです。

患者さんが言うことを聞かずに介護している方が怒ってしまったり、腕などを引っ張ってしまったらそれは本人にとっては大変恐怖を覚えると思います。

いかに患者さんが安心して行動できるか。寄り添うと言っても、非常に難しいんですね。

 

生前対策とは

私は相続業務を行なっていますが、その中でも生前対策を中心に行なっています。

具体的には「家族信託(民事信託)」、「財産管理委任事務」、「任意後見業務」、「死後事務委任」、「遺言書作成」です。

すべてお年寄りが元気なときに契約を結びます。

契約のときはお元気で、たまに一緒にお茶などをして世間話をしています。

みなさんいい笑顔をしています。

でもいつか認知症になったら私のことを忘れてしまう時期が来るかもしれません。

亡くなったときも看取らないといけません。

 

本当の生前対策とは、その方に最適な契約書を作成することももちろんですが、まずはその方の気持ちや想いに寄り添い、安心した人生を送っていただくようにサポートすることではないでしょうか。

お年寄りの方の昔話は私の人生においても非常に大きな財産となっています。

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