東京都立川公証役場で「家族信託契約書」と「遺言書」の作成を行ないました!

query_builder 2024/10/29
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立川駅前写真(2024.10.29)

 東京都立川公証役場で、「家族信託契約書」と「遺言書」の作成を行ないました。


 昨年おこなった「親なきあとセミナー」にご参加いただいたご家族の「家族信託契約書」と「公正証書遺言書」の作成・立会いをしてきました。

 その方は、東京都内にお住まいで、お子さんが障がい者です。ただ、とても頼りになる二女さんがおりましたので、何度かそのご自宅にお邪魔させていただいて、ご両親とともに、今後の対策を一緒に考えてきました。

 おおよそ一年越しになりましたが、ようやくここまで対策ができたことになります。


 親なきあとは、みなさん家族構成も違いますし、そのお子さんの症状も違います。

 「これからどうやってそのお子さんを支えていくのか?」

 「誰が支えるのか?」

 「ご両親が具合悪くなったらどうするのか?」

 「ご両親や障がい者のお子さんの財産管理は誰がしてくれるのか?」

 「障がい者のお子さんが亡くなったら誰がその対応をしてくれるのか?」

 様々な状況を考えながら、対策を行なっています。


 何でもかんでも「成年後見人を付ければいい」とか「家族信託をすればいい」とか「行政が何とかしてくれる」とかに当てはめるのは、とても危険だと考えています。

 「そのご家族に一番合った対策は何なのか?」

 少しでも不安を取り除き、これからの将来を安心に繋げられるように、ご相談者と一緒に対策を考えて参ります。



 午後は、八王子に戻り、別のご家族の対応をさせていただきました。

 お子さんが障がい者なのですが、その施設に直接お伺いして、お子さんと面会してきました。

 お子さんはとてもしっかりしていて、ご自身の意思もお持ちでした。ただ、どうもその施設の職員との関係がうまくいっていないようでした。たまたまそこの施設長とお子さんとの会話を聞いていたのですが、お互いの目線がズレているように感じました。


 障がい者も一人の立派な人間であり、当然に人権があります。決して上からものを言ってはいけないと思います。知識が豊富でも、それを押し付けたら、お子さんの心はいつまでも開くことはありません。

 お子さんとの会話の中で、そのお子さんから「あなたとなら自然に話せる」と言っていただけました。

 私は法律を扱っている職業ではありますが、その前に、障がい者のご家族を安心に導く役割が非常に大きい職業であると思っています。

 このお子さんが無事に人生をまっとうできるよう、これから長いお付き合いができればと考えております。



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